■ どうして出てこない、よど号ハイジャック犯

Date: 2002-11-07 (Thu)

 拉致被害者の報道は、毎日途切れることなく続けられているが、一向によど号ハイジャック犯達の拉致被害者や自分達が関わっていたことへの反省の弁も何も発表されていない。日本の各新聞社も真剣に彼らを取材すべきではないのか。自分達の北朝鮮での動きを知らしめるHPでは「関係ない」としらを切っている。

 元々、よど号実行犯メンバーは9人いたが、田宮高麿幹部ら3人は北朝鮮で死亡(1人は未確認)。2人が逮捕・起訴され、現在北朝鮮にいるのは小西隆裕(58)、若林盛亮(55)、赤木志郎(54)、安部公博(54)の四容疑者だ。数年前から里心がつきだしたのか、しきりに日本への帰国をほのめかしていた。しかも、無罪放免でとぬかす厚顔無恥ぶりである。さすがにそれは無理と悟ったのか、今年の7月に帰国の意思を表明した時には、刑に服す覚悟でと言い放っていた。

 ただ、いつのときも日本国と折衝の上とか言うが、どうしてお前らと日本国が折衝しないといけないのか。蛆虫は蛆虫らしく帰りたいのなら頭を下げて帰らせてください、だろう。それでなくても拉致被害者の子供たちは未だに北朝鮮にいるというのに、彼らの娘3人は5月15日に日本へ帰国しているのだ。親が理想の国として旅立った北朝鮮で一生過ごせばいいと思うのは、僕だけではあるまい。多くの日本人がそう思っている。即刻帰りなさい。

 しかも彼らは日本語もできるし、日本人として彼地で育ったのである。いいかげんにしろといいたい。拉致被害者の子供たちは日本語もしゃべれず、日本人であるとも知らされていない。それが生きていくためには仕方のない選択だったのである。

 にもかかわらず、現在も日本国が拉致被害者の意思を固めつつ、その子供たちの日本への帰国を速やかに行おうとしているときに、一部の左翼系雑誌などでは「北朝鮮にいる子供たちの気持ちを考え逆拉致にならないように」などとのたまう輩が後を絶たない。朝日新聞に至っては声欄でその方向性を模索しており、汚いのなんのって見ていられない。

 あくまでも拉致事件前に原状回復し、拉致被害者らの子供も含め日本でゆっくり考えればいいことだ。それでもなおかつ北朝鮮へ戻りたいという意思を表明するなら戻ればいいことだ。まず原状回復ありきを横に置いておいて、拉致問題を個人の問題へ収斂し「逆拉致」などの言葉を巧みに使って何をしたいのか。理解に苦しむ。

 よど号犯に取材を行わない大手マスコミも、今後の北朝鮮での支局開設のときに北朝鮮当局へよど号犯から「よしなに」とでも声をかけてもらう密約でもできているのではないかと疑いたくなるような対応だ。

 拉致に関してよど号犯が関与しているのは、もはや疑いの域を越えた。元日大生の石岡さんと元京都外大大学院生の松木薫さん=同(26)=が同時に失跡した昭和55年5月当時、スペインでは、よど号犯の妻たちが「※人定了解活動」なる特務に従事していた。

 その妻とは故田宮高麿容疑者の妻、森順子(よりこ)容疑者(49)=旅券法違反で国際手配=と、若林盛亮容疑者(55)の妻、K(47)である。物証として森容疑者とKがバルセロナの動物園で石岡さんと一緒に収まっている写真がある。この決定的な物証に、よど号犯の赤木志郎容疑者(54)は、共同通信の電話取材に、森容疑者らの話として「石岡さんに『日本の方ですか』と声をかけられ、しばらくして写真を撮った。一緒にいたのは1時間に満たない時間。その場で別れた後は会っていない」と答えている。

 そしてその約3年後の58年7月には、英国留学中の有本さんも、よど号犯の元妻、八尾恵・元スナック店主に拉致されるのである。その事実は自らの関与を法廷で証言している。


 http://www.edu.ipc.hiroshima-cu.ac.jp/~f23048/recollection/sekigun.html

※「人定了解活動」は金日成主義の工作用語。拉致対象者に近づき、親密になった上で名前と住所から、家族関係、思想、学歴などを収集し、拉致して工作に加われる人間かどうかを判断する活動である。

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