■ 来れるなら来てみろ! 万景峰92号

Date: 2003-06-09 (Mon)

 新潟港に6月9日の朝、約5カ月ぶりに入港する予定だった北朝鮮の不定期貨客船「万景峰'92」号について、北朝鮮は6月8日、出港を中止し、新潟入港を取りやめた。テレビやラジオ、新聞など一斉に報じたこのニュースに小躍りしたのと同時に、やればできるじゃないか、という思いが僕の脳裏をよぎった。

 今回の入港を前にして別に法律が改正されたわけでもないし、新潟で条例ができたわけでもない。今までにあった現行法の枠内で「きちっとやるぞ」と毅然とした態度を取れば、こういう結果を生来できるのだ。

 今回の報道で僕は初めてお目にかかる言葉があった。それは「ポートステート・コントロール」(PSC)だ。これは立ち入り検査の一つで、外国船舶に対して入港を許可する寄港国が監督を行う制度である。外国船舶監督官が船内に立ち入り、船舶の構造や設備などが国際的な安全基準を満たしているかどうかを検査する。通常は老朽化した船と新造された船が対象で、「万景峰'92」号の場合、1993年以降は実施されていない。

 検査の結果、問題がある船に対しては寄港国が出港を差し止めることができるほか、港からの排除といった強制措置をとることもできる。

 こんな良いものがあるのなら、早くから執行すれば良かったのだ。国土交通省では9日、新潟入港の中止を受けて「次回以降も同じ対応を取る」と述べ、23日に予定されている同船の次回入港時も厳格な対応を取る方針を明らかにしている。本当に良かった。最近では人権派と呼ばれていた知識人や文化人、馬鹿な政党なども庶民の単純な考えに挑む気はないらしく、なりを潜めている。普段、人権派を標榜している全共闘世代の生き残りの輩など所詮こんな者の集まりだ。

 また、今回は海上保安庁、法務省入国管理局、税関などが合同で立ち入り検査を実施することを決めていた。現行法の規定を総動員して監視にあたれば、同船が密輸や不正送金の隠れみのとなっていたことの証拠も暴くことができただろう。パチンコ屋からの現金が段ボールに入れられて運ばれているのは自明の理である。

 今後どうなるにせよ、国民と政府が一丸となって北朝鮮を排除、排斥していくことが、この国にとって最良の選択肢であることに間違いはない。

 PSCについては以下のURLに詳しい。

 http://www.cgt.mlit.go.jp/ankan/gaisenkan.html
 http://www.ktt.mlit.go.jp/GAIKOKU/gyomu.htm

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