■ なぜ、今、攻撃開始なのか

Date: 2001-10-08 (Mon)

 ついに米英による攻撃の先端が開かれた。爆撃機15機、攻撃機25機、巡航ミサイル・トマホーク50発。ヨーロッパは各国とも支持を表明しているが、なぜ、この時期に行わなければならなかったのか、を考えなければならない。テロを正当化する気はないが、交渉中に、第二の米国テロが行われたわけでもないこの時期に、なぜ攻撃を行ったのか。米国テロの当初、米国に全面的に応援、支援、正当性を表明していたイスラム圏の各国の動きが微妙に変化を見せてきたからに他ならない。特にサウジアラビアは当初、空港設備も自由に使用してもかまわないとしていたが、徐々に使用は場合によるなどと変わってきた。このまま交渉を続けていくと、テロ撲滅で一体化している国際世論がどう変化するか予測がつかなくなったから攻撃を開始したのだ。米国の考えそうなことだ。それに伴い、イスラム圏に地理的に近いヨーロッパの動きを見ていると外交巧者振りが垣間見える。米国テロの後にすばやく動いた仏蘭西のシラク大統領などは、米国の攻撃要請があったので仏蘭西も参戦すると表明。NATOは当初早々と集団的自衛権の発動を標榜していたにもかかわらず、攻撃には参加しないと表明した。こうした外交力を見ていると、日本は本当に子供だなと思わざるを得ない。

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