毎日新聞社 内定(関西大・外国語)
@筆記試験(時事問題・国語・英語、90分)
作文「門」(60分)

毎日新聞の筆記試験は時事問題が中心に出題される。問題数は多くはなく難易度もそれほど高くはない。筆記試験は「新聞ダイジェスト」「一般教養の天才」「必ず出るマスコミ漢字」を繰り返しやることで力がついた。

時事問題では普段から新聞を読むことと田村さんが抜粋した新聞の切り抜きを読み込むことで十分対応できる。

作文のテーマは「門」。ペンの森 大阪(以下、ペン森)で書いた自信のあるネタをテーマに沿う形でアレンジして使った。作文は事前にどれだけ準備しているかが全てだ。作文の内容は面接でも質問される上、他の受験者との差がはっきりと出る。しっかりと準備して本番に臨んでほしい。
 
A一次面接(大阪本社)
面接官3人による個人面接(約20分)。

終始穏やかな雰囲気で話をしっかりと聞いてくれる。主な質問は「最近一番気になるニュースは?」、「震災報道について思うことは?」などだ。

やはり普段から注目度の高いニュースをチェックしておき、自分なりの意見を持つことが大切だ。

ペン森の日曜討論などで幅広くさまざまなテーマで議論していたことが役立った。他の受験生と同じ部屋で面接を行うので隣から声が聞こえてくるがあまり気にしないこと。
 
B模擬取材:45分、原稿執筆:35分、二次面接:約20分(いずれも大阪本社)
模擬取材は現役の毎日新聞記者を相手に記者会見形式で進められる。

取材対象者の簡単なプロフィールとその記者の思い入れのある記事が受験生20人に配られ、取材が始まる。受験生が矢継早に質問する中、原稿の軸を考えながら話を聞いた。

原稿はひと欄のような記事(500〜600文字)を35分間で書き上げなければならず、模擬取材中に文章の構成を練らなければ苦しくなる。

受験生の質問内容や話を聞く姿勢は7〜8人の面接官がチェックしているので、取材を楽しむ余裕はない。

二次面接は面接官3人による個人面接で、受験生は2人ずつ部屋に呼ばれる。質問は大学時代に頑張ったことや志望動機などESに沿った基本的なものを深堀された。一次面接と同様に穏やかな雰囲気で、じっくりと話せた。
 
C最終面接(東京本社)
面接官5人による個人面接(約20分)。

質問は「作文の内容について」「大学時代のアルバイトについて」「大学時代に一番苦労したこと。どのように困難を乗り越えたか」などESから大きく外れた質問はなかった。

毎日新聞の面接は全体を通してESに沿って質問され、そこからじっくりと深堀されていく感じだ。圧迫面接はなく穏やかな雰囲気だからこそ、その雰囲気に流されず、気を引き締めて挑まなければならない。

面接では面接官とどれだけ「会話」できるかが鍵だ。話しやすい環境だからといって軽はずみな発言をしたり、自分だけがしゃべり続けたりすることのないよう気を付けてほしい。
■就職活動を終えて
就職活動は「本当に新聞記者になりたいのか?」と心の底から考えさせられる重要な期間だったように思う。作文や面接練習で田村さんに厳しく鍛えられ、日曜討論や日々の会話からペン森生の意識の高さに触発されながら走りきることができた。

結果が出ないことに焦り、周りの友達が内定を得ていく度に憂鬱になる。それでもやり続けなければならない。

「新聞記者になりたい」ということは、それ相応の根性を見せるしかないということだ。男女関係なく最後の最後は気持ちしかないような気がする。

これから記者を目指すという人は田村さんを信じ、自分を信じて頑張ってください!


毎日新聞社 内定(京産大・外国語)
内定者からのお便り
@筆記試験
作文の題は「ゆとり」。何度も書いたことのあるイチオシのネタを使った。時事問題も一般教養も英語も難しかった。おそらく、作文の出来のみで強引に通過したものと思われる。

●対策
暇さえあれば新聞を読む。が、たまに読み終わらない日もある。全く読まない日もある。が、翌日また新聞はやってくるので気にせず新しい方を読む(重要な出来事なら経過記事で大事なところは押さえられるので、途中1日くらい抜けても平気である)。スポーツには興味がなかったのでスポーツ欄は飛ばし、代わりにテレビを見た。

ひたすら作文を書く。作文に使ったネタがエントリーシート、ひいては面接に活用できて、全体的な底上げにつながった。あれこれ手を出して自滅するくらいなら、作文の練習をした方がいい。
 
A一次面接
2対1の個人面接、10分。エントリーシートに沿って質問される。短く答え、面接官の出方を待つ。「え、もう終わったの」という顔をされたら、もう少し付け足す。
面接官の第一声が「君の文章はふざけてる」だった。違う自分をアピールしようと終始、真面目に受け答えする。特別報道部のデスクは一瞥をくれただけで、ずっと下を向いていた。
 
B二次面接
6(7?)対1の個人面接、15分。「わっ、いっぱいいる」と面食らうほど面接官がずらりと並び、数える余裕などない。再びエントリーシートの文体について「これって戦略なの」と追及される。何を伝えたかったのか素直に答えた。
徐々にエントリーシートから外れてイラクの邦人人質事件に関する質問が相次ぎ、手に負えなくなる。その日の朝刊を熟読していたのが役立ち、自分の意見がまとまらない質問には「あの記事を読んで、なるほどと思いました」と、話をすり替えた。
 
C最終面接
4対1の個人面接、10分。初めての東京本社だ。控え室でアンケート用紙を渡される。書き終えているかどうかに関係なく面接に通されるため、最初の男性はひきつった顔で控え室を後にした。「最近、感動したこと」「最近、読んだ本」「毎日新聞にどう貢献できるか」「今、思うこと」など。就職読本に書かれていたものと少し違った。
アンケート用紙を見ながら質問される。一次、二次とは異なり、仕事観より人生観を聞かれた。がちがちに緊張して声がかすれた。が、じっくり話を聞いてもらえるので一語、一語、確かめながら話すことができた。
ちなみに自分が用意していた殺し文句(これが言いたいという事柄)は、質問されなかったので話せなかった。
●対策
順調に面接をこなしている友人に秘訣を教わる。ペンの森で一般的な想定問答をやり、けなされ、また練り直す。「追いかけたいテーマ」や「新聞記者になりたい理由」など、思いついた案はとにかく田村さんや友人に話してみる。相手の反応を見ながら何が良くて、何が悪いのか探る。他人の批評に加え、自分が満足できるまで練り直す。面接の前日は不安になるのでカラオケに行き、テンションを上げる。
 
毎日新聞社 内定(神戸市外大・外国語)
@筆記試験
作文の題は「価値」。あまりにも漠然とした題に戸惑った。「これがだめなら諦めよう」というぐらい、思い入れのあるエピソードを書いた。

●対策
『新聞ダイジェスト』とペンの森 大阪で毎週解いた時事問題を活用した。すべての記事を読む余裕がなかったので、後ろに載っている時事問題や一般教養の模擬試験、ペンの森 大阪の時事問題などを半年分、ひたすら解いた。経済が苦手だったので、経済用語を重点的に覚えた。
 
A一次面接
2対1の個人面接(10分)。エントリーシートからの質問が大半だった。とにかく明るく、元気に受け答えすることを心がけた。面接官が終始和やかな雰囲気だったので、あまり緊張せずにすんだ。
 
B二次面接
6か7対1の個人面接(15分)。圧迫面接に感じた。ドアを開けた瞬間、面接官の多さに圧倒され、緊張がピークに達した。志望動機、記者になって何がしたいか、記者になるためにどんな勉強をしているかなど、基本的なことを掘り下げて聞く、という感じだった。「そんなんが志望動機になるか」など、ところどころ厳しく、胸にグサッとくる言葉が飛んできた。
 
C最終面接
4対1の個人面接(10分)。面接の前に控え室でアンケートを書いた。内容は、好きな歴史上の人物、好きな言葉、最近嬉しかったこと、悲しかったことなど10項目。時間制限があった。

面接には「あの2次面接を乗り越えたんやから、胸を張っていこう」という気持ちで挑んだ。まず、志望動機と大学での部活動について確認された。その後は、アンケートに書いた悲しかったことについていくつか質問された。「遺族に写真を取りにいけるか」「自分が遺族だったら写真を渡す気になるか」など、答えにくい質問だったが、ゆっくり自分の思いを伝えた。
●対策
ペンの森 大阪の模擬面接で厳しい質問には慣れていた。最終面接前も時間的な余裕はなかったが、面接の答練をしてもらった。実際の面接では3回とも「他社でうまくいかなかったようだが、失敗の原因は何だと考えているか」と聞かれた。私は、ウケの良い答えばかりを考えて自分の言葉で語れなかったこと、ありのままの自分を出せなかったことが原因だと思っている。ありのままの自分をぶつけ、その新聞社に入りたい熱い思いを伝えること。それが一番大切だと思う。
 
毎日新聞社 内定(神戸市外大・外国語)
@筆記試験
一般教養問題(マークシート方式)、作文「勇気」(60分、1000字)。
個人的には、毎日新聞の一般教養問題は「広く浅く」という印象を受ける。問題数も、ゆとりを持って解ける量だ。一方、作文は1000字なので、かなりのスピードが要求される。

●対策
「その日にできることは、その日のうちに」。新聞をため込んでしまうと、物理的にも精神的にも苦しくなるので、しんどくても毎日じっくり読む。気になった記事はスクラップしておくと、面接の時に使える。試験前は『新聞ダイジェスト』をひたすら解く。1週間前からの半泣き・突貫工事的な勉強は避けるのが賢明(実体験に基づく)。

試験当日になって、ゼロから1000字の作文を書くのは難しい。食わず嫌いせず、ペンの森 大阪でさまざまな題に挑戦し、引き出しを増やしておく。「君の作文は『転』がない」。これは以前、毎日新聞の社会部長からもらったアドバイスだ。本番では、ただの日記にならないよう気を付けた。

 
A一次選考
1対2の個人面接(10分)。
前々回、前回と同じ面接官で驚く。何度も受験していることから、まずこれまでの反省点を問われた。入社後追いたいテーマを聞かれ、身の丈に合わないことを言ってしまい、かなり後悔する。「私たちは支局で一緒に働ける人(=普通の人)を探しているのだよ」と案の定、面接官に諭される。その後はエピソードも交え、身近なことに興味がある面をオーバーリアクション気味に必死でアピールした。
 
B二次選考
1対5〜6の個人面接(15分)。
「なぜ記者か」「前回落ちた理由は何だと思うか」など、基本的な質問が中心。「君は勝気そうに見える」と言われ、「緊張すると眉間にシワが寄るので、怖いと思われることがあります」と照れながら返すと、面接官全員に笑われた。「前髪があると暗そうなので、今回はおでこを出してきました」「太陽の光を浴びるとよいと聞いたので、今日は(地下を通らず)地上を歩いてきました」など、ちょっとアホっぽいが、毎日新聞に入りたいがためにとった行動を随所で伝えるよう心掛けた。最後は「心機一転でやってまいりました。ご縁がありましたら、何卒よろしくお願いいたします」と一言添えた。
 
C最終選考
1対4の個人面接(15分)。
面接控え室でアンケート(座右の銘、好きな歴史上の人物、自分を動物にたとえると、最近嬉しかったこと、最近悲しかったことなど)を15分で記入する。

志望動機を語れば「それ、つながらないよ」と一蹴され、一所懸命話しても総じて無反応。エントリーシートも鋭く突っ込まれ「たじたじ」という言葉が似合いの最終面接だった。半泣きで手を挙げ、最後に言いたいことがあると頼んだ。声を震わせながら「ご縁がありましたら…」と頭を下げ、部屋を出た。鼻からも涙が出てきて、本当に落ちたと思った。

 
■就職活動を終えて
前髪をポンパドールにする。メイクを習いにデパートの化粧品売り場に行く。面接対策では、新聞を読むのと同じくらい、この2点に真剣に取り組んだ。人は見た目が9割という。悲しいけれど、当たっている気がする。ペンの森 大阪に通うようになって、自分を良く見せることの大切さに気付かされた。真面目そうに見えるうえ、真面目なことしか言わない傾向がある私は、違う面をいかに見せるかが課題だった。田村さんや仲間に何度も練習してもらい、さまざまな質問に対応できるようになっていった。何が良かったのかは正直わからない。しかし、鼻水を垂らして頭を下げたのは人生で初めての経験だった。ちょっとくらい恰好悪くても、一所懸命だったら伝わるのかもしれない。そう思えたことが、一番の収穫だ。

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